私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

「チカラワザ」に頼る人は、弱い人

私の夫とその不倫相手女は、
ふたり揃って
「チカラワザ」で
コトを進めようとする人達だ。

相手をコントロールしたい、
パワーバランスで勝ちたい、
優位に立って他人を支配したい。

そんな野望を持った2人は、
とりあえず、
ビジネス界で認められたかった。

デキるビジネスパーソン風を装い、
業務成績を上げる為になりふり構わずになり、
器が大きいようなフリをしたり、
仕事でミスした人を激しく咎めたり。

さも大物のように振る舞った。

自分が一体何者なのか、
社会に受け入れられているのか、
心配で仕方がないくせに。

弱い自分を守るために、
弱い人だと敵に見破られないように、
強い人のように振る舞うのだ。

本当の自分と違う偽物の自分。
そこに乖離が生まれる。

よくドラマなどで、
「私は小さい人間だからこうするしかなかった」
と悔やむシーンがある。

小さい人間が自ら「小さい人間」なんて、
そんな発言する人は現実ではいない。
小さい人間だと認識していたら、
そもそもそんな失敗はしない。

「チカラワザ」を使う人は、
全然余裕がない。

「自分は弱い」という現実を、
客観的判断ができる所まで来ていない。

だから、乖離ができていることさえも
認知できない。

世の中はこんなもんだ、
生きるのは辛いことばかりだと、
潤いのある人生を諦めている。

幸せだと公言している人を見ると、
「幸せアピールがウザイ」と
わざわざ突っ掛かって行く。

そんなことは、
本当に器が大きければ気にも留めない。
そんな小さな所に引っ掛からない。
微笑ましく見守るだけだ。

小さな犬ほどキャンキャン吠える。
威嚇をしようと頑張る姿は、
ふたりのそれと一緒だ。

どうして2人はそんなに
心が弱いのか。

そこを突き詰めるとすると、
2人の悲しい子供時代を
明らかにすることになるだろう。