私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

妊娠疑惑で脅迫し続ける、独身不倫女

私の夫は不倫相手女から、
7~8年にも渡り、
妊娠疑惑事件について脅されていた。

夫の不注意により、
たまたま避妊対策をしなかった時の顛末を、
定期的に話題にした。

でもその疑惑自体、
おそらくその女のでっち上げた嘘話。

医療分野の専門家が、
妊娠知識の無い人を演じたということだ。

簡単に言えば私の夫は、
「無かったことをあった」と言う、
詐欺師に引っ掛かっている状態だった。

だけど私の夫は、
残念ながらそこまでの考察には至らず。
単に、
妊娠してないならよかった、
と安心しただけだった。

普通の女性なら、
「よその女を妊娠疑惑にさらしたのに、
心配も謝罪も無いなんて、
性格が悪いのか、頭がオカシイのか、
ワタシのことを無下にしているのか?」

そう考えて、
相手の男性に不信感を持つと思う。

危機管理能力があればある程、
そんな男性から離れると思う。

だけどその女は、
私の夫から離れなかった。

その女にも当然、
私の夫に不信感はあっただろうけど、
それよりも、
離れたくないという欲望が勝っていたようだ。

そしてその女は、
「妊娠疑惑事件」を、
男を繋ぎ止めておくための、
「脅しの道具」にしたのだ。

だから折を見て、
私の夫に訴えた。

「貴方はもう忘れているかもしれないけど、
あの時のことを思い出すと、私の心は暗くなる。
毎年、会社の定期検診の時、
妊娠経験についての問診で、
苦しい気持ちになる」

一見可哀想な女の言葉だけど、
その女に全く同情の余地無しだ。

暗く苦しい気持ちになるのは、
妊娠させられそうになったからではないだろう。
同意の上の性交渉だ。

しかも、
不倫女にとっては、
妊娠した方が有利になる可能性があるから、
その女が自分の妊娠について
そのように言うのは辻褄が合わない。

その女の真意は、
「そんなにワタシが可哀想なのに、
貴方から無下に扱われている」
ということを咎めたいのだ。

その真意と、
建前の妊娠させられそうになって可哀想、
という2つの理由を
ミックスして私の夫にぶつけ、
脅しの道具のひとつにしたのだ。

私が見たメールには、
私の夫は、
その女の訴えには返信していなかった。

勇気をふり絞って、
自分の立場を悲しみ、
不倫相手の男を咎めたけど、
既読スルーをされたという現実。

でもそんな事には負けたくないその女は、
楽観的に見える私の夫に、
「貴方は悪いことをした。
それを隠したければ、
不倫を続けるしかないね」ということを、
オブラートに包んだ、
だけど恐ろしいメッセージとして、
送り続けたのだ。

その女はいつもそう。

自分は可哀想だと言うけど、
自分でそう仕向けているだけだ。
自分で不幸に向かっているだけだ。

その女は、
妊娠疑惑の事を思い出すと、
気持ちがなぜ暗くなるのか、
苦しくなるのか…

それは、
その女が妊娠したと嘘をついたからだ。

そして、
そんな苦しい嘘をついても、
その男が親身になってくれない、
という事実を見たからだ。

その嫌な事を
男に転嫁して、
自分は悲劇のヒロインだと
信じたくてしょうがないその女。

やっていることは卑劣で、
大人っぽいかもしれないが、
ある意味、
空想掛かっているように見える。

メルヘンという、
現実には無い世界の住人になりたい人
にも見える。

そういう人をこの現実世界では、
「幼稚」
だという。

妊娠を望んでいないことからもわかる。

その女は、
親になりたくないのだ。

それどころか、
誰かから子として保護してもらい、
養ってもらいたいのだと思う。