私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

スカーレット 喜美子の両親は毒親か?

NHK朝の連ドラ、スカーレット。
録画してひとりで観て、
笑ったり泣いたりしてます!

一部ネットで
「喜美子の両親は毒親じゃないか?」
論争があるようですが…

そもそも、
毒親とは何なのか?
毒親の基準は?
ということが、
人によってまちまちなので、
結論が割れてしまうのではないでしょうか。

子供の希望を潰すから。
夫婦で片付けるべき問題を、
子供に解決してもらおうとするから。
個人的な考えを子供に押し付けるから。
子供の稼ぎをあてにしているから。

喜美子の両親を毒親だと主張する人は、
こういうことを理由として挙げている。

確かに一理ある。

だけど、議論する前に、
もっと根本的なことを考えてほしいと私は思う。

喜美子の両親は、
子供達に無償の愛を注いでいるか?
子供達が生死の境にいるとして、
自分が犠牲になって子供を救いたいと
本気で思えるのかどうか?

私は、喜美子の両親は、
心底からくる子供達への愛情があると思う。

その愛情は、
三姉妹にきちんと伝わっていると思う。

三姉妹は、
両親の愛情を噛み締めることができているから、
両親の人間臭い言動や、
とんちんかんに思える指摘も、
受け入れて折り合いをつけることができたのだ。

喜美子の両親の言動は、
三姉妹への無償の愛があるという基盤があって
繰り広げられている。

親からの愛が注がれ、
子もそれを受け止めることができていれば、
多少のトラブルも乗り越えることができる、
と私は思う。

だから私は、
喜美子の両親は毒親ではないと考えている。

スカーレットは、
毒親や貧しさに翻弄されて、
それでも負けまいと
自分の信じた道を進む人の話ではない。

お金が無くて生活は大変だけど、
両親からの無償の愛を受け取ることにより、
自分を信じることができた人が、
新しい道を切り開いたという話だ。