私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

生物学からみると、不倫はしょうがないという話がある

生き物のオスは子孫を残すために、
多くのメスと関わりたいという本能がある。

メスは、
妊娠→出産→子育てに時間を要する。

だからオスは、
自分の子供を育ててもらっている間も、
他のメスと交わって種の繁栄を目指す。

人間も所詮生き物。
だから、
男が妻以外の女との不貞行為は、
仕方の無いことだ。

生物学的な観点からいうと、
こういうことになるらしい。

全くその通りだと思う。

だけど、人間の不倫を議論する時には、
「理性」も入れるべきだと思う。

動物的な行動をヨシとするのなら、
殺人も可、ということになってしまう。

人間は結婚する時に、
お互いの尊重を誓う。

日本の文化に添って簡単にいうと、
不倫なんてしない、と宣言する。

私は、
そうやって人間同士の約束をしたはずなのに、
不貞行為をするのはおかしい!
ということを主張したい。

待ち合わせ時間には厳しいくせに、
沢山の人の前で交わした結婚の約束を破るのは、
どういう神経なのか?

私が何度も
「不倫はしないで」
とはっきり伝えていたのに、
10年近くも嘘をついて不倫していたのはなぜか?

二人の間でルールを決めたのに、
ショボい自分勝手な理由で破る時、
胸が痛まないのか?

人間は、理性的な生き物のはずだ。
本能に任せていいわけない。

オスとしての本能を尊重するのなら…
子孫繁栄を目指すのなら…
不倫相手との避妊の必要は無くなるよね?
だけど避妊するのはどうして?

そこに矛盾がある。

本当にオスとして生きたいのなら、
その前に離婚して関係を清算すべきだ。
自由の身になって、
いくらでもオスを満喫すればいい。

…ということで

不倫をする男は、
約束を守るという高尚なことができない、
ただの野蛮な生き物。

ただそれだけだと思う。

生物学と人間の理性を、
安易に結びつけてはいけないと思う。