私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

脅迫不倫に応じた、私の夫

私の夫は、
不倫相手女に脅迫されて、
このまま不倫を続けるしかないと考えた。

しかし正確に言うと、
夫は脅迫されているという認識は無かった。

ダブルバインドという心理学の手法を使われ、
脅迫されていた夫は、
正確な判断ができない精神状態に陥った。

会社の後輩と、不貞行為をした。
会社の人や家族に知られたくない。
会社に知られたら降格されて、
立場や給料が悪くなる。
不貞行為は良くないかもしれないけど、
会社や家族に知られるのはもっと嫌。

そういう不安定な自己愛で混乱している所に、
「内緒にすれば、全てうまくいくよ」
という甘い提案を女はした。

そして、二人の間にトラブルが生じたら
「私はバレてもいいんだよ?」
と挑発した。

しかしあくまで、
惚れたのは女で、
男は惚れられた側。

たまに針は刺すけど、
いつもは
「カッコイイ!大好き!素敵よ!」
とラブラブの姿勢だから、
私の夫は
脅迫されているとは全く思いもよらなかった。

オレが呼んだらすぐに来る。
オレがヤりたい時に一度も断ったことがない。
アイツに会うのは、パチンコに行くのと一緒。
パワーバランスは、オレの方が強い。
二人の仲は、オレの気持ち次第。

そう思い込んでいたのだ。

内心は不倫相手女のことを軽蔑し、
ひとりの女性として尊重していない。
自分の道具のひとつとしか思わない。

だけど、
この不倫を続けることに異議が無いから、
女が画策した「脅迫不倫」を
受け入れることになったのだ。