私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

ダブルバインドで不倫相手を操作する独身女

恋愛は、
ふたりの立場が対等で、
心が通じあっていると思ったら、
満たされる気持ちが大きくなる。

もしパワーバランスに偏りがあれば、
対等でなくなるので、
心が噛み合っていると感じられず、
恋愛を続けるのが辛くなる。

夫の不倫相手女は、私の夫を
対等な愛情で引き付けることができないと判断し、
ダブルバインドという
小賢しい手法に頼った。

会社の後輩と婚外性交をしてしまった夫に対し、
「社内不倫が会社にバレたら嫌でしょ?」
「バレたくないならこのまま関係維持しかないよ」

2重の拘束をした。
これが、ダブルバインドだ。

私の夫が、
「不倫を他人に知られたくない」
という願いを大前提とした。

そのうえに、
「だったらこれはふたりの秘密にしよう。
秘密の関係を続けることは、
秘密を守ることになる。
秘密を守る手段はこれしかない」
という理論を被せた。

そして
「貴方自身、そう思うでしょ?
貴方は恥ずかしい思いをするどころか、
私と楽しい時間を過ごすことができるのよ」
と夫が自分で判断したように、
言い聞かせたのだ。

仕事のストレスにより、
不安定でスキだらけになっていた私の夫は、
意図も簡単に、
女の仕組んだダークサイドに落ちた。

世の中の不倫、
このようなパターンも一定数あると思う。

既婚男性と独身女性。
非現実的世界でチャラチャラ遊ぶパターンが
実際は多いかもしれない。

多くの女性は、
そういう男の身勝手さに腹を立てる。

「妻と別れないなら独身女に絡むな!」
とか
「妻子を無視して自分だけ恋愛遊びするな!」
とか。

それは、
あくまで不倫の男女が対等の関係だ。

ふたりとも、
不倫をする意義を、同じ熱量で持っている。

熱量のバランスが不均等になったとき、
ふたりの不倫は終わる。

それならまだいい。
対等な不倫の行く末だ。


夫の不倫が原因で、
離婚に発展してしまう夫婦は沢山いる。

その中には、
私の夫の不倫パターンもあるはずだ。

夫は私に対しては加害者。
だけど同時に
女の被害者であるという事実。

こんな不倫、
脅迫罪に問われてもおかしくない。

こんな不倫を仕掛ける女は、
警察に逮捕されるべきだ。

義務がないのに
不倫相手女の面倒を見るよう強要した。

「不倫をバラしてもいいんだよ」と、
名誉への害悪告知を長年に渡ってしていた。

今、私の夫は、
強い気持ちを持って、
不倫相手女を訴えるべきだと思う。

夫にとって、
何も見返りのない不倫。

自分が搾取され、
消費されるだけの不倫。

そこに気付かず、
妻側の怒りに任せて即離婚してしまったら、
夫は更に精神を病んでしまう。

ただでさえ、
脅迫され、コントロールされていた夫は、
信じるべきものを無くしてしまう。

そして夫は
自分の過去の甘えを悔やんではいるが、
人を信じるということを
本当の意味として理解することなく、
悲しい人生を送ることになるだろう。

世の中には、
そんな寂しい不倫男が一定数いると、
私は考えている。