私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

不倫慰謝料を要求するとき、夫が味方だと感じてきた

私の夫は10年近く、不倫をしていた。
だから相手女に慰謝料を要求することにし、
私は不貞行為についての内容証明を、
自分で書いて郵送した。

しかしそれを読んだ不倫相手女は、
「自分の非は認めるけど、
お金が無いから支払いできない」
という主張をのらりくらりと繰り返した。

素人が出した内容証明では、
動く気が無いようだ。
やはり、小賢しい人だ。

そこで、夫に交渉してもらうことにした。

「ふたりで悪いことしたのだから、
慰謝料を払うことを同意してくれ。
オレも半額払うから」

不倫相手女は、
ひとりで矢面に立っていることに
憤りがあるかもしれない。

だから、
夫が寄り添う形で事を進めようと考えたのだ。

交渉はとてもリスクがあるのは判っている。

ふたりが電話で話をする、ということは、
その間に復縁する可能性もあるからだ。

電話は私が居ないところで行い、
録音もしなかった。

だから、
どんな会話が繰り広げられてるかなんて、
私には知るよしもない。

だけど、
私と女だけでは進まない話を進める為に、
必要なことだと考えた。

そして万一、
それがきっかけでふたりがヨリを戻したのなら、
それまでだということだ。

その時は、
早目にやっぱりダメなヤツだとわかってヨカッタ!
ということだ。

そういうフィルターにかけられていることを、
夫は知ってか知らずかは分からないが、
とりあえず、
不倫相手女が穏便に支払いすべく、
話を進めようと努めてくれた。

夫の報告が事実なら、
夫は不倫相手女に未練はなく、
ふたりの罪を認めて、
妻とやり直したいという考えが、
不倫相手女に伝えられたと思う。

夫が相手女に対し、
「全面的に妻の味方だ」
ということを表明できたとすれば、
とても意味のあるやり取りだと考えた。