私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

不倫相手女との交渉を、弁護士に依頼した

夫の不倫相手女との慰謝料交渉は、
私が雇った弁護士を介して行うことになった。

相手女は、
初めこそ少し落ち着かない様子だったようだが、
さすが私の夫を手玉に取った輩だ。

意地でも
「お金が無いから払えない」
を通そうとした。

しかしそこは弁護士だ。

お金が無いというのなら、
その証拠を見せてくださいと言えるらしい。

結局相手女は、
自分の通帳コピーを
提出しなければならなくなったのだ。

そしてコピーを提出する時、
何度もこう言ったそうだ。

「奥さんに負けた気がする」

まず、
私に対して
勝ち負けを意識していたことに驚く。

もし勝ち負けの視点でいうのであれば、
不倫がバレて夫が家庭に戻った時、
女の負けは決まっていたのではないか?

次に、
「気がする」という所にも驚く。

負けた気がするけど、
負けてないかもしれない、
ということなのだろうか?

また、
違う角度から見てみると、
「妻から弱者だと言われた!」
と思い込んでいるから、
そう言ったのかも?とも取れる。

少ない預金残高を披露することになり、
「やっぱり弱者だと思われる!」
と考えたのかもしれない。

でも相手女が心配しなければならないのは、
そこじゃないんだよ?

いつまでつまらない見栄を張っているのか。

コピー開示をしたから、
口頭で申告した収入や現金残高が、
嘘だとバレたから。

「聞いてた額よりあるじゃん!
慰謝料払えるじゃん!!」
ということなのだ。

夫の不倫相手女は、
自分のついた嘘がバレることは怖れず、
勝ち負けの方だけにこだわっていた。

この顛末にも、
女の今までの生き様が表れている。

不必要に気が強い人は、
突進しなくていい所に突進し、
結局一人相撲となってしまうのだ。

普通の感覚の人間にとって、
そういう姿は、
とても滑稽なものにしか思えない。