私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

STAY HOMEの今、まだ不倫続行中だとしたら(もしもの話)

私の夫と不倫相手女が別れて、
いくらか月が過ぎた。

そして今は、
新型コロナウイルス対策としてのSTAY HOME。

もし、あの時不倫がバレず、
そのまま今のこの状況を迎えていたら…

……………
あの女は多分自らこう切り出すだろう。
「ちゃんと自宅待機しよう。
デートはしばらくお預けだね」

その女の表の顔は、
分別と正義感のある賢い医療関係者だ。

だから、
STAY HOMEをきちんと守る発言をする。

「その代わり、毎日電話はしようね」
という約束は加えて。

しかしそのうち、
女の心境は変化していく。

女の正義感は必要以上なのだ。

おそらく、食料品などの買い物も、
大抵の人以上に細心の注意を払う。

だから、
自分より気を遣っていないと感じる他人に
腹を立てるようになる。

要するに、
自粛警察となるのだ。

「あんな無防備な人達がコロナにかかるんだ!
どうして我慢ができないんだろう。
ウイルス蔓延と医療崩壊危機は、
あんな人達のせいなのに!」

私の夫への毎日の電話は、
正義感溢れたこんなお怒りだろう。

そしてこう続ける。

「貴方は私の心配はしている?
こんな不安定な時だからこそ、
一緒にいて欲しいのに。
どうせ私はひとりぼっちなのよ!」

こんな言葉を吐いて拗ねるだろう。

結局女は、
自由に外出しているように見える他人を咎めながら、
私の夫には、
自分に会いに来いと言うのだ。

しかしながら、
私の夫がその不倫相手女に会いに行くのは、
とても難しい。

平常時なら、
残業や飲み会、出張などの言い訳ができる。

だけどこの非常時だ。
色々な危険が絡むから、安易に行動ができない。

もともとヒステリックな女。

不安スイッチが入ったら、
急激にヒートアップしてしまう。

最後には、
常套句の「自殺してやる」を言い出し、
私の夫を困らせるのだろう。

ホントは、
死ぬ勇気は無いのだけど。。。

……………
幸いな事に、
これは私達にとって想像上のタラレバだ。

しかしながら、
こんな騒動になっている方々も、
一定数はいるだろうと考えている。