私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

脅迫して不倫を終わらせないようにする

夫の不倫相手の女は、
夫が自分から離れていかないように、
「脅迫」という手段で引き留めていた。

脅迫する側と、
脅迫される側…

優位は不倫相手女
劣位は私の夫
ということになった。

一般的不倫の逆だ。

「男に捨てられたくない、守って欲しい…」
ではなくて、
「私を捨てたら恐ろしい事が起きるよ!!」
である。

優位の不倫女は、私の夫に対して、
子供を扱うように接した。
自分は、夫の2〜3歳年下で、
会社の後輩であるにも関わらず。

夫の名前を呼び捨てにして、
カッコイイね、若々しいね!
でも、私がいないと貴方はだめね、
可哀想だから抱き締めてあげる、
などなど…

一方、
自己肯定感が危うく気性が激しいので、
夫の親切からのアドバイスにすぐ激怒する。

訳のわからない怒りを撒き散らし、
夫を混乱させるから、
ただでさえ仕事でストレスを抱えてたのに、
そのストレスがどんどん増幅される。

ストレスまみれになった夫は、
視野が更に狭くなり、
不倫相手の女に従うのが一番無難だとなる。
これ以上こじらせると、
何を仕出かすかわからない、
会社にバラされたら本当にヤバい、と思う。

女の機嫌を取るため、
また会う約束を私の夫から取り付ける。

不倫相手の女は、
おとなしくなった私の夫を見て、
「やっぱり私の方が、奥さんより良いのね。
私のワガママも受け入れてくれるし。
何より、また会いに来てくれた」
と優越感に満たされる。

二人はそれを10年近くにも渡って、
何度も何度も繰り返していた。

何も進歩がない、
というより、
人間として退歩の月日を過ごしていた。