私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

不倫を繰り返す、独身女

独身女性の中には、
あえて不倫したがる人がいる。
夫の不倫相手女のように。

大抵の女性は、
結婚するしないに関わらず、
自分のパートナーには、
自分以外に恋愛関係のある人は選ばない。

ちょっといいな…と思う人がいても、
その人に付き合っている人がいたり、
既婚者であるのなら、
「遅かったか〜」と諦めるのが普通だ。

不倫経験者の中には
「たまたま好きになった人に奥さんがいただけ」
という主張をする人もいる。

ここで取り上げるのはそういうタイプでなく、
わざわざ、既婚者をターゲットにする女だ。
既婚者の中からめぼしい人をピックアップし、
自ら不倫に持ち込む為の戦略を練る。

不倫する女としては、
ある意味、一番悪質だ。

なぜならそこには、
恋愛で盲目になったという純粋さはない。

盲目恋愛の末の不倫なら、
もしかしたら、
不倫した男女は幸せになる、
という可能性が少し残されている。

男性の今の結婚生活が不幸だから、
不倫という危ない橋を渡って、
真の生涯パートナーを探している、
ということもあり得る。

でもここで取り上げた不倫女は、
「不倫をすること」が目的であり、
今の生活が不幸な既婚男性を
救うことは考えていない。

不倫相手としてのターゲットに対し、
人間的な興味はない。

ここでいう不倫女の目的は、
「優越感を感じること」である。

自分に自信がないから、
他人と比較して「自分の方が上だ」と
マウンティングしたがる。

自分の見立てに自信が無いから、
他人に選ばれた実績ありの男が
「いい男だ」と感じる。

人気者と近しくなれば、
自分の価値が上がると思っている。

更に、その人気者を妻から奪うことにより、
自分のランクが妻の上になると思っている。

そういう優越感を求めるのが、
私の夫の不倫相手女だった。

夫に辿り着く前も、
そういう生き方をしていたらしい。

不倫相手の女は、
自分の優越感を満たす目的で不倫を仕掛けた。

私の夫は、
女の優越感を満たすための道具でしかない、
ということだ。

だから、その不倫により、
男の家族に迷惑が掛かることなんて、
全く想像ができない。

だから不倫を私が知った後、
夫や弁護士に、
「奥さんや家族には迷惑掛けてない!」
と何度も主張した。

後処理についての連絡はメールでしましょうと
お願いしたにも関わらず、
直筆の封書で返事がきた。

子供に封書が見られるリスクについて、
郵送ではタイムラグが生じることについて、
女はどう考えたのか?

多分、そこには何も配慮が無かっただろう。

ただ単に、
「直筆の封書の方が、大人の女って感じ。
達筆を見せつけてマウント取ろう!」
と自分が優位に立つことだけを考えたのだ。

私の夫は、
不倫相手の女から道具として扱われた。

…ということは、
妻である私とその子供達もそうだ、ということだ。

尊厳を持って生きてきて、
子供にも尊厳を持った人になってほしいと
子育てしてきた私は、
女から私達を踏みにじられた!
という気がして、
怒りとやるせなさを感じた。