私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

出産機会を逃しても不倫をしたい

「出産機会を逃しても不倫をする」
一般的な言い方では、
「婚期を逃しても不倫を優先する」
となるだろう。

夫の不倫相手は、
夫に狙いを定めアタックしたのが30代前半。

女は、それからかれこれ10年近く、
「私達、腐れ縁だね❤️」
とささやいて、夫との付き合いを続けた。

自分でマインドコントロールを仕掛け、
自分で腐れ縁を無理矢理つなげたくせに。

結婚&出産願望がある30代は、
もう、大急ぎで相手を探す時期だ。

そんな大事な時期から、
女は不倫を始めることにしたのだ。

まあ、30代のうちは、まだいい。
でも、40歳が近づいた時、
なぜ「もう止めよう」と思わなかったのか。

不倫相手の女は、
確実に結婚願望があった。

夫に何度か打診しているのだ。
「私と結婚できないかな…?」

夫はその女に、
ダブルバインドという
マインドコントロールをかけられながらも、
何とか否定の態度は崩さなかったようだ。

私の夫と結婚できないと分かっていながら、
40歳を過ぎても不倫を続けた女。

もう、今となっては、
自然妊娠は望めないくらい、
年をとってしまった女。

女性としての成熟を、
不倫に費やしてしまった女。

自分自身を痛め付けて冒涜している女。

端から見ると、とても哀れであるけど、
本人はそうではないらしい。

「私を守らない、貴女の夫を恨みます」
妻である私へ、
内臓から絞り出すように言った。

「私は悪くないけど、
狂った奥さんの怒りを治めるために、
私が謝る立場に回るのは仕方ない」
私の弁護士にそう表現した。

自ら飛び込んで、
ずっと泳ぎ続けるつもりだった
不倫沼。

自分が溺れそうになっていることに気づかず、
沼から救出された夫を恨んだ。

破滅的な人生から
解放されるきっかけを作った「不倫相手の妻」に
感謝できる心の余地は、
夫の不倫相手女には、1ミリもない。