私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

パーソナリティー障害同士の不倫

私の夫と、
夫の不倫相手女は、
パーソナリティー障害だと思われる。

女には会ったことはないが、
メール等の文章や、
夫から聞いた状況証拠から、
そう判断してよいと思われる。

一般的に、
パーソナリティー障害を入り口として、
精神的な病気になりやすいそうだ。

不倫相手の女の場合、
うつ病や、パニック障害、不安障害、依存症を
併発していた可能性が高いと感じた。

夫も、依存症を併発している。
現在治療中のアルコール依存症だ。

このふたりの状況から見ると、
不倫をするには、
何らかの精神疾患が関わっている、
としか思えない。

女は境界性パーソナリティー障害、
夫は自己愛性パーソナリティー障害。

このふたつの障害は、
パーソナリティー障害の中でもB群、
「感情的で移り気なタイプ」
という、同じカテゴリーに属しているらしい。

だからふたりは
何かしら通じあうものがあったのだと思う。

例えば、
他人は信用できない。
他人は自分に関心がない。
自分は特別な存在。
先のことは考えなくてよい、等々。

どれも、
心が健康な人から見れば、
マイナス要素ばかりだ。

八方塞がりなんだから、
健康な人に自分の心の苦しさを吐いて、
闇から助けてもらえばいいのにと思う。

しかし不倫相手女の場合、
既に友達が離れていて、
救助できる人がいなかったと思われる。

夫から見る不倫相手女は、
社内では疎まれ、
会話に友達の話が一度も無かったから、
自分以外に親しい人はいないと感じたそうだ。

反面、夫には私がいた。
だけど、私には言えなかったのだ。

まさに、
夫の自己愛性パーソナリティー障害が
邪魔していたと感じる。

夫は妻にカッコいいところを見せたくて、
弱い自分を隠し続けたかった。
不倫がバレることは許されない。
自分は強い人間で、
自分自身を十分コントロールできている。
…と間違った強い認識を持っていたのだ。

しかも、夫にも友達がいなかった。
友達は不要だと思っていたから、
意識的に作らなかったからだ。

そんなこんなで、
泥沼に仲良くふたりで浸かっていたのだ。

その泥は、
気持ち悪い自己愛や、
他人への妬みや憎しみのエキスが入り交じり、
不快な色合いと
鼻のつく臭いがしている。

首まで浸かってしまい、
もうすぐ息ができなくなるかもしれない、
という危機的状況だけど、
本人達は気付かない。

ふたりはある意味お似合いなのだ。
一緒に心中するには
相性が良いカップルだ。