私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

優越感の亡者

他人から、
褒めてもらいたい、
スゴいと思われたい、
羨ましがられたい、
あなたみたいになりたいと思われたい。


人間は基本的にそういう欲求があるが、
人並外れて欲しがる人がいる。

私の夫の不倫相手女がそうだ。

「自分はまだまだ、もっとやれる!」
という、自分自身との戦いなら健康的だ。

だけど不倫相手女の戦いの相手は、
いつも他人。

他人と比較して、
自分はどうなのかを確認するのだ。

子供の頃からの癖だろう。

学校の成績が良かったという自信が、
自分なりの基準を作ったのだろう。

だけどその考え方だと、
行き詰まってしまう。

学校とは違って社会では、
自分よりできる人なんて沢山いる。

その中でトップを獲るのは難しい。

そもそも広い世の中では、
何をもってトップといえるのか、
定義自体もよく分からない。

それなのに、
もっと上に、
もっと上にと、
自分の能力や特性を無視した考え方は、
傲慢でしかない。

夫の不倫相手女は、
本当は、
自分は何者であって何をすべきかを、
きちんと見極めたいと思っているはずだ。

だけど悲しいことに、
腐りかけたプライドが邪魔をしている。

そういう生き方しかできないのであれば、
仕方ない。

女は、
優越感を求める亡者として、
暗闇をさまようしかない。

但しひとつ肝に命じて欲しい。
さまようときに、
他人を道連れにしないことを。