私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

不倫相手女からの謝罪はいりません

不倫された妻は、
夫の不倫相手女から謝罪されたい、
というのは自然に湧き出る気持ちだ。

他人に不利益なことをし、
嫌な思いをさせたのだから、
謝るのは当たり前だと感じるはずだ。

私もそのように感じていたが、
相手女から誠意のある謝罪は無かった。

どうしようもないもどかしさで、
涙がボロボロ出てくることがあった。

だけど冷静に考えると、
そんな美しい謝罪なんてあるわけない、
ということに気付いた。

だから私は、
相手女からの謝罪は不要だ、
という結論に達した。

よく、映画やドラマでは、
過ちを犯している悪者に対し、
理路整然と正しい道を説く人物が登場する。

その人物の言動により、
悪者は直ぐに「私が間違っていた」と振り返り、
自分の行いを恥じることとなる。

現実の世界には、
そんな物分かりが良くなれる人は、
過ちを犯している人の中に
ほぼ居ないと思う。

そういう類の大抵の人は、
自分の言動がおかしいことが解らない。

だから他人に咎められても、
何で自分にそんなことを言うのか理解できない。
だから無視する。

仮に自分の過ちを感じたとしても、
直ぐに撤回するのはカッコ悪いからと思い、
結局自分の意見を押し通す。

だから私が相手女に
「謝って!」と言ったとしても、
本心からのものは出てこないだろう。

ならば、謝罪は要らない。
裏で舌を出しているようなヤツからの謝罪は
必要ない。

謝ればいいんでしょ、謝れば!
という茶番劇はお断りだ。

その代わり、
不倫の慰謝料をしっかり戴きたい。
できるだけこちらの意に沿った
高い金額を支払ってもらいたい。

相手女にとって、
その額を揃えるのは簡単ではないだろう。

とても苦しく、
今後の生活に響くかもしれない。

だけどそうであればあるほど、
私としては、
相手女からの謝罪以上に
価値のあることだと思えるのだ。