私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

まさに、事実は小説より奇なり

ここ最近、
芸能人が不倫で叩かれることがよく起こっている。

それについて、
いろいろな意見があることや、
被害者側を応援したい気持ちは分かる。

しかし、
「もう離婚しか道はない」とか、
「絶対に不倫を許したらダメ」とか、
最終決断のところまで、
強い口調で言及するのは如何なものか。

私は、
ただのストレス発散で茶化している人のことを
言っているのではない。

大真面目に発言している、
おそらくとても少数派の人達のことだ。

いろいろな要因が絡み合うから、
赤の他人が最終ジャッジができるような、
単純明快なものではないと私は思う。

「事実は小説より奇なり」というように、
現実世界は複雑過ぎて、
小説などよりも不思議で理解し難いことが多い。

私の夫の不倫もそうだ。

数えられない程の
アクシデントとエラーやミス。

そして夫元来の気質や、
その時置かれた環境などなど。

複雑にぐちゃぐちゃに絡み合っていた。

それが互いに
影響し合ったり、しなかったり。

あまりに情報量が多く、
私の頭の中だけでの整理が難しい。

だから、
このブログでゆっくり紐解いているのだ。

解せない話に向き合い、
何とか自分なりに消化したいと思うのだ。

現実世界では、
無意識で無意味な言動や、
辻褄が合わないことも沢山ある。

これまでのブログで書いたことも、
全部洗い出してみれば、
「あっちとこっちで、言ってることが違う」
ということも多々あると思う。

だけどそれが現実だった。
さんすうの計算のように、
解りやすいことではないのだ。

そういうことを踏まえて、
夫の長年の不倫期間に、
何が起きていたのかを考えている。

そうやって私は、
弔い合戦をしているつもりなのだ。

戦の結果はわかっている。

だけど、
それから逃げずに現実を受け入れる為に…
夫の起こした悲しい出来事を正しく成仏させる為に…

そして何より、
一度死んでしまった私の為に…

丁寧にひとつひとつ向き合って、
納得する合戦をしたい。

その合戦が終わると、
ちゃんと生まれ変わることができると思う。