私は一度死んだことがある

夫の不倫をきっかけに、いろいろな事をいろいろな角度から考える

「私のSNSを見るな!」と夫の不倫相手女は言った

SNSは、
ネット上のコミュニケーションツールで、
一般公開されているものは、
不特定多数に閲覧してもらう為のもの…

一般的な利用者は、そういう認識のはずだ。

しかし驚くべきことに、
夫の不倫相手女は、妻である私に対して、
「私のSNSを見ないで!」と言い放った。

その女のSNSは、
堂々と実名で、
その個人がどんな活動をし、
どんな催し物に参加しているのか、
どんな思想があるのか等、
はっきり書かれたものだ。

不特定多数に向けて、
自分自身のことを売り込みたい!
という野望で開設したものであることは明かだ。

私は、
不倫慰謝料についての攻防戦に備えるため、
情報収集手段として、
その女のSNSを逐一チェックしていた。

それを、
電話で慰謝料支払いの説得をしていた夫が、
その女にバラしたのだ。
それで「見ないで!」となったのだ。

頭隠して尻隠さず、
ということになっていたので、
とても恥ずかしかったのは分かる。

でもそこで、
見ないでと言ったということは、
本当に負けず嫌いなのだろう。

それも、
ルールを無視しても勝ちたいという、
厄介な負けず嫌いだ。

程なくして、
その女が自分で開設していたものは、
全部抹消された。

自己顕示欲と、
承認欲求と、
歪んだ自尊心の塊だった、
ということだ。

自分がSNSで語っていたことを、
本気で進めたいという信念があれば、
不倫相手の妻が見ているくらいで、
抹消しない。

その女のSNSは一見、
自分のビジネスを売り込むツールだった。
よかったら一緒に仕事をしませんかと、
広告を兼ねたものだった。

だけどそれを意図も簡単に手放してしまう、
ということは、
中途半端な心構えで作った、
浅い意味しかないものだということだ。

その女は、
どこをどう切り取っても、
まやかししか出てこない。

見た目はメッキで武装しているけど、
恐ろしく中身が無い人間だ。

本人は大真面目なので申し訳ないけど、
どうしたらこんな人間が出来上がるのかと、
首を傾げてしまう。

ある意味、
興味を持って観察したくなるような、
私の周りには居なかったタイプの人だ。